1月16日(金)から18日(日)の3日間、トヨタヴェルブリッツOBおよび日野レッドドルフィンズOBの皆様を講師にお招きし、県内各地でラグビー教室・クリニックを開催いたしました。
講師の皆様の軽快でユニークなトークとゼスチャーで、会場中が笑顔に包まれた3日間の様子をご報告します。
ラグビー体験教室
Day 1:被災地へ元気を!輪島市立門前中学校でのタグラグビー教室

日程: 1月16日(金) 場所: 輪島市立門前中学校
初日は、復興支援・学校訪問として輪島市の門前中学校へ伺いました。 会場へ向かう道中、車窓から見える景色には能登半島地震の爪痕が今も色濃く残り、復興への道のりはまだ半ばであることを痛感させられました。特に總持寺祖院周辺に残る傷跡には、スタッフ一同胸が締め付けられる思いでした。
しかし、体育館に一歩足を踏み入れると、そこには全く違う光景が広がっていました。 授業に参加してくれた門前地区の小学生・中学生たちは、驚くほど元気でエネルギッシュ!
初めて触れる楕円球に戸惑うこともなく、トップアスリートたちと一緒に走り回り、弾けるような笑顔でプレーを楽しんでくれました。「スポーツを通じて被災地の子どもたちを元気づけたい」という思いで伺いましたが、ボールを追いかける彼らの姿に、逆に私たちがたくさんのパワーと勇気をもらう一日となりました。
ラグビーというスポーツを通じて、子供たちが心から笑い、夢中になれる時間。その尊さを改めて実感しました。





Day 2:次世代への継承!県立鶴来高校での技術指導

日程: 1月17日(土) 場所: 石川県立鶴来高等学校
2日目は、県内のラグビースクール生(小学校高学年)、中学生、高校生を対象としたラグビークリニックを開催しました。 ここでは「技術向上」にフォーカスし、講師陣による熱のこもった実技指導が行われました。
トップレベルの世界で戦ってきた講師陣の一挙手一投足に、参加した生徒たちは真剣な眼差しで食らいついていました。基本的なスキルから、実践的な動きまで、直接指導を受けられたことは、石川県の次世代を担うラガーマンたちにとってかけがえのない財産になったことと思います。







Day 3:ラグビーの楽しさを!あめるんパークでの体験教室

日程: 1月18日(日) 場所: 金沢市あめるんパーク
最終日は、一般の小学生を対象とした普及イベントとしての体験教室です。
ラグビーに初めて触れる子どもたちも多く参加してくれましたが、あめるんパークの人工芝の上で、思いっきり体を動かす楽しさを体感してもらいました。
「ラグビーって楽しい!」という純粋な気持ちが、この場所から広がっていく手応えを感じました。ここが競技への入り口となり、将来のラガーマン・ラガールが誕生することを願っています。















謝辞
今回の教室開催にあたり、遠方より駆けつけてくださった講師の皆様、そして多大なるご支援をいただきました関係者の皆様に、心より感謝申し上げます。
今後の活動も、皆様からいただいたパワーを糧に全力で取り組んでまいります。
【今回ご指導いただいた講師の皆様】
- トヨタヴェルブリッツOB
- 谷地村 政幸 様
- 谷口 智昭 様
- 八役 大治 様
- 山崎 弘樹 様
- 日野レッドドルフィンズOB
- 藤原 悠二郎 様
- 笠原 雄太 様

One for All , All for 能登
令和6年能登半島地震では、能登地域を中心に大きな被害を受けました。復興にはまだまだ多くの時間がかかります。
One for All , All for 能登
「One for all , All for one」はラグビーのチームプレイや自己犠牲の精神を表した言葉として有名です。
ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために=みんなはひとつの目的のために、という意味を持っています。
ラグビーは、身体が大きい人もいれば、身軽ですばしっこい人もいます。背の高い人もいれば、足の速い人、キックがうまい人など、多様な能力を持つ選手が存在します。各選手に適したポジションがあり、それぞれの個性や役割を理解し、一人ひとりがチームのために責任を果たすことが重要とされています。

ラグビーでは「トライ」を決めた選手だけでなく、タックルでボールを奪ったり、密集で力を尽くしたり、懸命にパスを繋いだり、仲間をフォローし続ける選手など、勇気を持ってチームのために迷わず己の身を投げ出せる精神が重視され、また選手自身もそこに誇りを感じています。

ラグビーは肉体的にも精神的にもとても過酷なスポーツです。立ちはだかる壁に向かって、いろんな考え方や価値観を尊重し、ハードワークを行うことで生まれた『結束力』は生涯を通じての財産となります。
また選手が試合後に、勝敗に関わらずお互いを称え合う 『ノーサイドの精神』はチームを超えて絆を深めます。

復興においてもそれぞれ(個人や地域)が個性や特徴を生かし、時にはボランティア・自己犠牲の精神をもち、それぞれの多様な立場・価値観を尊重して、ひとつの目的のためにONE TEAMとなることが重要かと思います。
皆でこの精神を共有する機会をつくり、スポーツを通して復興のメッセージを発信することで、地域がワンチームとなり、またチーム(地域の枠組み)をこえて人と人とのつながりが広がっていくことを祈念いたします。

本事業は、公益財団法人日本ラグビーフットボール協会が推進する「スクラム・ジャパン・プログラム助成金」を活用した事業です。
